エイコン社長ブログ「らっこの独り言」

異人・変人に乾杯！

珍客あり。しかも、異人・変人の2名。。こういうのって、うれしいですね～

昨日のことです。

一人はJ君…　元東大ボクシング部の猛者。一流コンサルで活躍した後は外資金融
でインターネットバンキングを手がけるという、いわばエリートコースまっしぐら…
社会人になってからも、異種格闘技が大好きで、暇さえあればタイのムエタイ道場に
通ったり、中国を放浪しながらあちこちで道場破りを試みたり。。また、あるときは
クロアチアに出没し、ヤギと戯れたり…　で、3年前にはベンチャーを立ち上げ、
いろいろと面白いことを企んでいる、といった型破りの男です。

らっこがつけたあだ名は「リトル・ブッダ」。。

もう一人のAさんも異人・変人という点ではひけをとりませんね～

なんといっても、「十四代目江戸指物師」の長男というのがサイコーです。
親の血筋を引いたのか、東京とカリフォルニアで木の家具作りの修行を…そして
ニューヨークの美術大学でインダストリアル・デザインを専攻。で、NY時代はあの
石岡瑛子のアシスタントとしても腕を磨いたっていうから、なかなかのものです。

帰国後はウェブデザインもやりながら、ジャーナリストとしても活躍。
デザインのセンスも抜群だけど、SE並みにシステム設計やプログラミングも
できてしまうので、普通のウェブデザイナーとはちょいレベルが違うのです。

一応、帰国したことになっているけど、Twitterしながら、しょっちゅうパリやNYに
出没…というか、むしろ日本にいない時の方が多いという神出鬼没の男です。

http://www.yoshidesign.com/index.php

こういう型にはまらない日本人が、もっともっと増えてくれば、この世の中、
面白くなりますね～

異人・変人に乾杯！です。。

ジョン・レノンに恋して

昨日は、吉野由樹（よしの・ゆき）さんがエイコンを訪ねてきてくれました。なんと、
20年ぶりの再会です。

「吉野由樹」といえば、ビートルズ・ファンにはお馴染みの名前ですが、実は彼女、
エイコンの創業期にらっこを支えてくれたセクレタリー。。　「佐々木由樹」いう旧姓
で言えば、当時のエイコンを知る人はみな、思い当たることでしょう。

二十歳という若さなのに大人顔負けの誠実さと気配り…
そしてどんな大変な仕事でも、決して途中で投げ出さない頑張り屋さんでした。
だから、らっこにとっては今でも家族の一員のような大切な存在です。

そんな彼女が20年ぶりに訪ねてきてくれたのです。これはもう「感無量」なんて
いうものじゃありません。詳細は略しますが、エイコンを離れてからは、シアトル、
バンコクと海外生活が長かった吉野さん。。　そして幸せなことも、悲しいことも
たくさん経験したようです。

その吉野さんが、「最近出した本です」といってバッグの中から取り出したのが
この本です。

ジョン・レノンの最初の妻、シンシアが書いた“John”（2006年刊）の翻訳で、
日本語の書名は『ジョン・レノンに恋して』です。

http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309204758

手にとってみるとずっしりとした感触が伝わってきます。それは単に381頁もの
大部の本だから…といったことではなく、おそらく、これに込めた訳者の想いが
伝わってくるからでしょう。

最初の頁を読んだだけでも、吉野さんが単に「横のものを縦にした」のではなく、
シンシアの心の中にまで入り込んで、一言ひとこと丁寧に言葉を選びながら、
気持ちを込めて“翻訳”したことが分かります。文章をつくる際、らっこはよく
「紡ぐ」という表現を用いますが、まさにそれです。

余談ですが、20年前から彼女はビートルズの大ファンで、その歌詞をすべて
そらんじているほどでした。ビートルズはいわば彼女にとっての英語の教材
でもあったのですね。

そんな彼女の人間としての驚くほどの成長ぶり、そして、20年前とまったく
変わらない瑞々しい感性。。を目の当たりにすることができ、らっこはとても
幸せです。

ソーシャル・ベンチャーと異文化体験

昨晩は、いきつけの割烹「さくらさくら」で、久々にNPO法人ETIC.の山内さんと
旨い酒を酌み交わしました。

http://www.sakurasakura.co.jp/

ETIC.といえば、起業家型リーダーの育成とソーシャル・イノベーションの分野で
目を見張るような活躍をしているNPO法人。。　

http://www.etic.or.jp/

山内さんはそこのディレクターですが、彼と飲むのは、そう。。2年ぶりでしょうか…　
李白の詩に「山中與幽人対酌」というのがありますが、まさに「両人対酌山花開」の
気分です。

両人対酌山花開　（両人 対酌すれば 山花開く）
一杯一杯復一杯　（一杯 一杯 また一杯）
我醉欲眠卿且去　（我酔ひて眠らんと欲す　きみしばらく去れ）
明朝有意抱琴来　（明朝 意あらば 琴を抱いて来たれ）

それほど気持ちのいい男なのです、山内さんは。。　　いや、「いい男」というより
夢枕獏の『陰陽師』に登場する安部清明の友、源博雅のような「良き漢（おとこ）」と
形容した方がぴったりしますね～。

源博雅のように、背筋をしゃんと伸ばし、まっすぐ前を見つめる…そんな山内さん
ですが、次世代育成と社会的事業（ソーシャルビジネス）を一貫して追求する彼の
姿勢は実に爽やかです。

2年前に会った時は、その夢の実現のための幾つもの斬新なアイディアを熱く語って
くれましたが、それらのアイディアが飛躍的な進化を遂げ、今、大きく花開こうとして
います。

とにかく、すごい構想なのです。これからの日本が必要としているこの構想のどこが
すごいかを、らっこもブログに書きたい気持ちで一杯なのですが、8月に予定されて
いる公式発表までは、ぐっとこらえて口にチャックです（笑）

このブログの読者のみなさん、カレンダーの8月8日に大きな赤丸をつけておいて
くださいね。不況を吹き飛ばしてしまうような…そして日本の将来を明るく元気に
するような何かが起こるはずです。

でも、この2年間で、彼のアイディアが「単なるアイディア」から「構想」へ、そして、
実現可能な「枠組み」へと大きく進化した背景には一体何があったのでしょうか。

その謎が、杯を重ねるうちに見えてきました。

らっこ流に言えば「異文化体験」です。

彼は昨年、米国務省からの招待で3週間ほど各地のNPOと交流してきたそうです。
ワシントンD.C.から、ミシガン、ニューヨーク、ミズーリーと回り、アメリカのNPOの
活動をつぶさに見たり、意見交換をしたり…といった体験が刺激となり、きっかけ
となり、今回の枠組みへと結実した。。　らっこは、そんな印象を受けました。

山内さん、応援しますよ！　そしてエイコンもなんらかの形でこの新しい枠組みに
貢献できるようにします。

インターン生の就職

昨晩、元インターン生のHさんがパリ土産をもってふらっと遊びに来ました。
就職前の3月、バルセロナとパリに卒業旅行に行ったときのお土産です。

Hさん、ごちそうさま☆　とっても美味しかったですよ。
今も、一粒頬張りながらこのブログを書いています。

そういえば昨年までエイコンでインターンをやっていたHさんもSさんもこの4月から
社会人なのですね～（ちょっぴり感無量…）

Hさんは一流商社で、Sさんは外資系コンサルで、新入社員研修の真っ最中。。
そして、二人とも、さっそく試練に直面し、二人とも結構凹んでいるようです。

でも、それって社会人になるための、通過儀礼のようなものですね、きっと。
どんなにつらくても、それを乗り越えると、また一段、大きく成長することでしょう。

がんばってくださいね。敢えてやさしい言葉は掛けませんが、応援してますよ☆

透明な人…

…といっても「透明人間」ではありませんよ（笑）

透明感のある人。。そんな印象を受けたので、ついブログに書きたくなりました。

今日、皇居を見下ろすダイニングルームで、某官庁の某官僚と昼食を共にした
ときのことです。あ、もちろん、割り勘なのでご心配なく…（笑）　

実名を出せないのが残念ですが、らっこが以前から注目していた民間出身の
新進気鋭の官僚。。とりあえずYさんとしておきましょうか。。

何年ぶりかの再会なので、話題は多岐に及びましたが、最大の、そして共通の
テーマは「日本の官僚の意識改革」。。意識改革というとオーバーに聞こえるかも
しれませんが、要するに、どうすれば一人でも多くの官僚に、コミュニケーションや
マーケティングという発想なり意識なりを持ってもらうことができるか、ということ
です。

最高学府を卒業した日本のエリート官僚たちはもちろん皆、優秀な人ばかりです。
ただ、コミュニケーションの重要性を分かっている人やマーケティング発想をもって
いる人は、残念ながら皆無に近い…というのが現状です。

しかも、個人レベルでいえば、こういう問題意識を持っている人もいるにはいるの
ですが、それが「官僚組織」という集合体になってしまうとまったく生かされない。。
そんな構造的問題もあります。

「ここのところを変えることができれば、日本も変わりますね～」とまぁそんな話をした
わけですが、らっこが感心したのは、Yさんの姿勢です。

いろんな障壁に直面しながらも、それに打ちのめされることなく、すとーんと真っ直ぐ
立っているのです。「背筋がまっすぐ伸びた」と言い換えた方が分かっていただける
でしょうか。

「透明感のある」という第一印象も、おそらくこうした姿勢と関係しているのでしょう。

武道でもそうですが、ただすとーんと真っ直ぐに立つというのは一番難しいことで、
それは技だけいくら磨いても、心が伴わないと、できるものではありません。

そんな人と会ったあとの「後味」は、実に爽やかです。
Yさん、ありがとう。

Black bear invasion（熊が出た！）

Another surprise ... from my friend in Wisconsin!

This time, it's about BLACK BEARS.  Not teddy bears, but real bears.

According to his email, Mike had a black bear invasion last night.  Am sure that was
a horrifying experience, as you can see from the excerpts below.

Every bird feeder ... five in all ... was ripped down.  The feeders hang on big railroad-spike-looking nails, but each of those nails was bent (so loose that I could just wiggle them out).  These big feeders were scattered everywhere, thrown around the front yard like so many empty beer cans after hunters had sucked them dry.

I have "squirrel-stumpers," big silo-type cages that really do defy thieving squirrels and raccoons, but these bears (apparently having awakened from hibernation and voraciously hungry) stood up on their back legs and RIPPED them down, then tore off the lids and the handles.  Hiro, not a single pellet of food left.  They went through two five-pound bags of sunflower seeds.

I called my neighbor-friends to see if they'd had a visit too ... no. Anyway, with all this hoopla the neighbors sent this video.

And folks, this video is a must-see. The little shimmy he does is ... hilarious. But come to think of it, I do the same, too, whenever I feel itchy on my back. (ha ha)

Enjoy!

Good things come in small packages

Knew something was on its way ... because he had told me so.

It was about ten days ago when Mike, one of my best friends, emailed me,
saying "a tidbit is on its way to you by snail mail."

What could it be, I wondered.

A sense of anticipation kept building up, as this friend of mine in Wisconsin
really loves to surprise me with things that are exotic and unusual.

Take, for example, the yellow cheesehead hats he sent me years ago.
http://en.wikipedia.org/wiki/Cheesehead

Or, the figurine of a cow wearing an astronaut helmet named Mooooonwalk.
It turned out to be one of the art works for the CowParade either in Chicago
or New York.

So when this "something" arrived today, I  was a bit surprised to see a thin,
regular envelope. Is this it, I said to myself. But what also crossed my mind
was the saying: "Good things come in small packages."

I was right. See what I found in the envelope. 

It was the card (in fact, several cards) of a restaurant named just like
my first name.

Apparently, Mike spotted this Japanese restaurant during his trip to Albany
and thought he should collect and send me some cards ... for fun ... and
perhaps to cheer me up.

Together with his little note, this card came as a truly pleasant surprise.
Thanks, Mike.  You've really made my day.

Oops, I almost forgot to mention about the beautiful stamps he always select
for me.  This time it was Edgar Allan Poe.

Foreign Correspondents' Club

昨晩、某大手企業のIR担当者とプレスクラブで一杯。。

そうなんです、らっこは昼夜仕事ばかりやっているとお思いかもしれませんが、
たまには酒も飲みますよ（笑）

そんなとき、このプレスクラブは夜景もきれいだし、雰囲気もコスモポリタンだし、
重宝しています。正式名称は「日本外国特派員協会（Foreign Correspondents'
Club of Japan）」。。略して「FCCJ」とも言います。

http://www.e-fccj.com/

時の人をゲストスピーカーにした昼食会などは、よくテレビでも報道されるので
ご存知の方も多いかもしれませんが、在京特派員が正会員の倶楽部組織です。

あ、肝心のIR担当者ですが、フィッシュ＆チップスを肴にギネスの生をお代わり
しながら、仕事の話はほとんどそっちのけ（笑）。。イタリアとのコラボレーション
やら鎌倉の海の話等々…の話題に花が咲き、気がついたら、さっきまで満席
だったバーは空っぽ。。残っている客は我々二人だけ。。

そんな楽しいひとときを過ごすのも、たまにはいいもんですね～

First dog

ついに決まりましたね。。

ポルトガル・ウォーター・ドッグの「Bo」ちゃんですよ。米国民はもとより世界中の
ワンちゃん愛好家が待ち望んでいた「ファースト・ドッグ」のお披露目が現地時間
の4月14日、ホワイトハウスで行われました。

とにかく茶目っ気たっぷりの可愛い仔犬です。

すでに日本でも報道されているので、前口上はこのぐらいにして、まずは動画を
お楽しみください。Boちゃんはどこで寝るのかとの記者団の質問に、ユーモア
たっぷりに、「Not in my bed」と切り替えしたオバマ大統領も好感度◎です。

ホワイトハウスの公式ブログも、今日はこのファースト・ドッグの話題でもちきり
…というか、かわいい写真が満載！ ホント、癒されますね～

http://www.whitehouse.gov/blog/09/04/12/Meet-Bo-the-First-Dog/

Lipstick Index vs. Foundation Index

女心と景気の関係って、ほんとにあるのでしょうかね～

でもとにかく、景気の好調・不調が女性のおしゃれや購買行動にどう反映するかは、
昔からエコノミストの間でもよく話題になるテーマです。

たとえば、好景気のときは女性の髪が長くなり、不景気だと短くなるといったいわば
「ヘアスタイル指標」が有名ですね。。

http://www.reuters.com/article/lifestyleMolt/idUST33173720080218

でも、これはあくまで日本での話で、欧米で景気のバロメーターとして最も有名なのは、
“Lipstick Index”…すなわち「口紅指数」。。　この生みの親は、あのエスティローダー
のレオナルド・ローダー会長。

2001年の不況時、女性の服や靴やバッグの売上が落ち込んだのに、なぜか口紅は
売上が伸びたのを見て、思いついたそうですが、この“Lipstick Index”が、それ以降、
不思議なほど的中！

不況色が濃くなり始めた2008年第1四半期のアメリカでも、百貨店での売上のうち、
高価なドレスや靴は売れ行きが鈍ったのに、口紅は前年同期比でプラス。

いくら財布のヒモを締めても、おしゃれはしたいというのが女心。。ドレスやバッグは
あきらめても、口紅ならお手ごろ価格で華やげる…そんな心理が働いているから、と
いうのが業界関係者の一致した見方でした。

ところが、英国でも米国でも、ついに“Lipstick Index”の法則（？）を覆すような変化が
起きはじめたのです。なぜか口紅の売上が伸び悩み、ファンデーションの売上が急伸
するという、これまでの常識では考えられない珍現象です。

たとえば英国では今年2月までの1年間に、口紅の売上は5.7％減、ファンデーション
は25.3％増（TNS Worldpanel調べ）。アメリカでも口紅が5.8％ダウンしたのに対し、
ファンデーションは2.5％アップ（Kline & Company調べ）。

すわ、“Lipstick Index”にとってかわる“Foundation Index”の登場かと、今、欧米では
ちょっと変わった指数の話題でもちきりです。。

そういえば昨日のFT紙にも、“Cosmetics companies find a firm foundation for growth
in a slump”と題した記事が載っていました。

ただ、その理由に関しては諸説紛々…　「ここまで景気が悪くなると、唇を輝かせるだけ
じゃ気分は晴れない。。顔全体をきれいにしなくっちゃ、という女性心理の表れでは？」
といううがった見方もあるようですよ。

このブログの女性読者のみなさん、「私はこう思う」というご意見を是非お寄せ下さい。
珍説・奇説も大歓迎ですよ。。

女心は不可思議…と昔から言われてますが、さすがのらっこにとっても、ミステリー
なのです（笑）