日本語だと「適者生存」とでも言うのでしょうか。。
ダーウィン…というか、より厳密には社会学者のハーバート・スペンサーが
1864年の『Principles of Biology』で使った造語ですが、最近の経営トップの
交替を見るにつけ、そんな感じがします。
企業再建の手腕を買われて今年1月から某宝飾企業の社長に就任したTさん、
そして昨日、打合せをした一部上場企業のK専務。(Kさんは4月に社長就任が
決まっています)
いずれも50歳をちょっと過ぎたばかり… 日本の尺度では「若手経営者」です。
で、二人に共通しているのは、①身体を鍛えていること、②ポジティブで強靭な
精神の持ち主であること、③ハートフルでありながら情に流されず、冷静に数字
を把握していること、そして、④ONとOFFをはっきり使い分けていることです。
たとえば、Kさんは毎週末、家族と一緒に10キロマラソンを、Tさんは毎週末、
クラブで汗を流す…といった具合です。
こういう「若手経営者」を見ていると、単に年齢的な「若返り」という次元では
なく、経営哲学なり経営スタイルの若返りを感じます。
そして、忘れてはならないもう一つの共通点… それは、二人とも異文化の
視点をもっているということです。それは、社会心理学者の山岸俊男教授が
名著『信頼の構造』の中で指摘している、ムラ社会的な「集団の安心感」では
なく、個人主義的な社会での「信頼」構築にもつながる資質・視点…
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ふとそんな気がしました。
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