↑ Grab this Headline Animator
« What's your story? | メイン | 九州でのびっくり »
このところ仕事に追われ、テレビをみる時間がまったくない日が続いてました。
でも土曜の夜、久々に仕事から解放されたので、スイッチをONにしたら、金子郁容教授がビル・ドレイトンにインタビューをしていたので、引き寄せられるように最後まで観てしまいました。
シリーズ「未来への提言」の再放送です。
ビル・ドレイトンといえば、言うまでもなく「社会起業家の父」であり、全世界で活動するNPO「アショカ」の創設者ですが、番組では、終始小さな声で淡々と話しているのに、その主張のなんと力強いことでしょう。
お時間のある方は是非、Ashokaのビデオをご覧いただくとして…
らっこが特に興味をもったのは、Ashoka Fellowの一人、カナダのメアリー・ゴードン女史がはじめた“Roots of Empathy”という運動です。
なお、“Empathy”は“Sympathy”と混同されがちですが、後者が自分よりも弱い立場にある人間に「同情する」ことを指すのに対し、前者には「共感」とか「思いやり」といった訳語からも明らかなように、そうした上下関係はありません。
さて、元教師の彼女は、生徒のいじめや暴力の解消に赤ちゃんとのふれあいが効果のあることに気づき1996年にこの「ルーツ・オブ・エンパシー」というNPOを立ち上げたそうです。
その仕組みは簡単で、リクエストのあった幼稚園や小学校に、原則月3回、赤ちゃんを派遣する…ただそれだけです。
とはいっても、もちろん赤ちゃんの両親には趣旨を理解してもらった上で、赤ちゃんに同行してもらい、訓練を受けたインストラクターも一緒ですよ。。
生徒たちは、赤ちゃんを取り囲んですわり、最初はただ、観察をするだけです。まだ言葉をしゃべらない乳幼児なので、生徒たちは赤ちゃんのちょっとした表情の変化やときおり発する奇声などを、ひたすら観察し、赤ちゃんが何を伝えようとしているのかをあれこれ想像する。。
そうこうするうちに、おそるおそる赤ちゃんの手に触れたりして、コミュニケーションをとろうとする。。
生徒にとっては最初は好奇心から赤ちゃんを観察するのでしょうが、このような体験が、生徒同士の「思いやり」や相手の気持ちを理解しようとする姿勢につながるのだそうです。
専門的に言うと、赤ちゃんとのこうしたふれあいの際に生じた感情の記憶は、脳の上側頭回と呼ばれる部分と頭頂葉皮質という部分に刷り込まれるそうですが、そんな説明よりも、実際の場面を見ているうちに、納得してしまいました。
「百聞は一見にしかず」。。是非、以下の動画もご覧下さい。
http://www.rootsofempathy.org/roots_new_site/Video.html
このプログラムを実施した学校では、実際、生徒のいじめや暴力行為も激減したそうです。
素晴らしい発想ですね。このプログラムは生徒のいじめ解消だけでなく、是非、大人の社会にも取り入れたいものですね。
この記事へのコメントは終了しました。
コメント