友人から相談を受けました。
ま、友人なので無料コンサルですが。。(笑
実は面接の相談でした。
「面接」とはいっても国際電話での面接。。
面接官の表情を見ながらの面接試験と違って、
相手の顔も見えないし、そもそも会ったこともない
外国人から声だけで面接されるわけです。
もちろん英語での面接です。
というわけでくだんの友人、半ばパニック状態。。
「どんなこと聞かれるんだろう?」「どう答えれば
いいんだろう?」
で、エイコンが異文化間コミュニケーションのコンサル会社だっていう
ことを当然知っていて、いわば泣きついてきたわけです。
「じゃぁ」ということで、さっそくコンサルを開始。。。
でも、1時間半近く続いたコンサルの中で、英語の表現技術の話をした
のはたったの10分程度。。
大半の時間は、自分自身を見つめ、自分の心の中を覗く。。そしてその
中から自分がほんとうに言いたいこと・伝えたいことを抽出していく作業
に費やされました。
What comes from the heart goes to the heart.
。。だからです。
でもそのためには、どうしても自分のメッセージを練り上げていくプロセス
が欠かせません。納豆をかきまぜながらどんどん練っていくと、どんどん
粘っこくなっていくでしょ~ で、しばらくするとお箸にぴたっとくっついて
落とそうとしても落ちなくなります。
メッセージもそれと同じで、どこまで反復し、咀嚼し、練り上げたかで、
相手の心にどこまでぴたっとくっつくかどうかが決まります。
そして、どうしてもこれだけは伝えたいという真摯な情熱(意志の力)も
その根底になくてはなりません。
小手先のかっこいい英語表現とか、テクニックなどは、これに比べると
どうでもいい枝葉末節の話なのです。
白板に、自分の伝えたいこと。。それを片っ端から書き出して眺める。
そして本当に重要なことにどんどん絞り込んでいく。。そんな作業が
しばらく続きました。
そうやって抽出した「一番伝えたいこと」。。それを自分で咀嚼しながら
練っていくと、その「一番伝えたいこと」がどんどんパワーをもってくる
ようになります。
ま、そこまでくれば、少しぐらい文法を間違えたところで、くちごもった
ところで、そんなの目でもありません。
で、最後の10分は“仕上げ”です。その内容は企業秘密なので残念
ながら公開できませんが、“魔法の粉”をひとつかみ振りかける。。
練りに練ったパワーに磨きをかける。。ま、そんなところでしょう(笑
1時間も経った頃から、その友人も、最初のパニックが嘘のように
自信がみなぎってきたのが、見ていても伝わってきました。笑顔も
戻ってきました。
おそらく昨晩の国際電話面接は、うまくいったはずです☆
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