今、エイコンでは“office foliage project”が着々と進んでいます。
要するに、オフィスの緑化プランです。
きっかけは、レイアウトの全面変更です。先週、
デスクの配置を思いっきり変え、会議室の天井
につかえて窮屈だった2.5m超のアレカヤシも
ベランダに出してみたのです(左写真)。
そうしたら見違えるようにすっきりした空間が
誕生しました。
でも、すっきりし過ぎて、なにか物足りない。。。
「ここに緑があったらいいですね~」。。 ごく自然に、そんな声が
社内から湧き上がってきました。「そりゃそうだ!」ということで
観葉植物を置くことになったわけです。
そんなとき、思い出したのが、5月5日付のFinancial Times紙に
載っていたこの記事↓です。
“Go green in the workplace”...
http://www.ft.com/cms/s/0/b939b310-1ab9-11dd-aa67-0000779fd2ac.html
職場に緑があると、そこで働く人たちに安らぎと癒しをもたらして
くれるだけでなく、生産性もぐんとアップするといったoffice foliage
の数々のメリットを、最新の調査結果も踏まえながら紹介した記事
です。その幾つかをかいつまんでご紹介しておきましょう。
ワシントン州立大学が被験者を2つのグループの分け、一つを
緑がまったくないオフィスと観葉植物のあるオフィスに閉じ込め、
パソコンの入力作業をさせて観察したところ、後者のグループの
方が前者より作業のスピードが12%もはやく、ストレスも少なく、
血圧も低かったとか。。。
ノルウェー農業大学の同様の実験でも、室内に緑があった方が
ない場合より頭痛を訴える人が2割も少なく、4人に1人までが
肌の乾燥に悩まされることがなくなったと答えたとのこと。。
どうやら緑は、心理的効果だけでなく、物理的にもプラス効果が
ありそうですね。
英レディング大学のデレク・クレメンツ-クルーム
教授によると、炭酸ガスを吸収する植物は室内
の空気の浄化に役立つだけでなく、複写機など
から排出されるVOC(揮発性有機化合物)も
吸収してくれるし、室内の乾燥を防いでくれる
とのことです。
欧米では、職場の快適性や生産性の向上、
そして社員の満足度向上といった観点から、
オフィスの緑化を重要な企業戦略の一部として位置づける企業も
プライスウォーターハウスクーパースやKPMGなどの監査法人を
はじめ、増えつつあるようです。
そんなにいいこと尽くめのoffice foliage… もう迷ってる場合じゃ
ありません。一日もはやくエイコンでも導入をと思って、この週末
京都でさっそく探してきました。
ねむの木は東北地方以南に生育する落葉の
高木。。夜になると葉が合わさって閉じてしまう
さまが眠っているようなので、「眠の木」と命名
されたとか。。。
日本には昔から自生していたようで、あの芭蕉も
『奥の細道』で、「象潟や雨に西施がねぶの花」と
詠んでいますね。
一方、ウンベラータは熱帯産の植物で、日本でも
ここ1~2年、観葉植物として人気上昇中。。
ともに枝ぶりがいいのと、微風でも葉っぱが揺らぐ
のが気に入りました。
合歓木とウンベラータ。。今週中にはオフィスに届く
ので、配置が終わったら、私たちのオフィスがどれだけ
快適になったか、また写真ででもご披露しましょう。
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