Kさんというとても素敵なカップルがいます。
たまたま今晩もカウンターで隣り合わせになりました。
そうしたら、Kさん(ご主人の方です)がぽつっとこんなことを
言ったのです。
「おいしいものを出す店はたくさんありますよね。3万、5万も
出せば大概おいしいものを出す。でも、おいしく食べさせて
くれる店は本当い少ない。500円のメニューでも、おいしく
食べさせてくれればハッピーなのに…」
これって、仕事にもそのまま言える名言ですね。
Kさんというとても素敵なカップルがいます。
たまたま今晩もカウンターで隣り合わせになりました。
そうしたら、Kさん(ご主人の方です)がぽつっとこんなことを
言ったのです。
「おいしいものを出す店はたくさんありますよね。3万、5万も
出せば大概おいしいものを出す。でも、おいしく食べさせて
くれる店は本当い少ない。500円のメニューでも、おいしく
食べさせてくれればハッピーなのに…」
これって、仕事にもそのまま言える名言ですね。
2010年3 月20日 (土) 23:52 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
次代を担う起業家型リーダーの育成では日本最大のNPO法人、
ETIC.が毎年主催しているイベント、「Entrepreneur Gathering 2010」に
行ってきました。
http://www.etic.or.jp/index.php
会場は熱気むんむん…。
それもそのはずです。
社会を変えていく、新しい価値の創造にチャレンジする起業家や
リーダーたち200名強が会場を埋め尽くしているのですから…
しかも、普通の若者たちではないのです。一人ひとりが日本を、
社会を変えていこうという志を持って集っているのです。
ちょっとオーバーかもしれませんが、坂本竜馬みたいな若者が
200人集っている会場を想像してください。
暑い…いや、「熱い」かな…のも当然です。
CSRに対する関心の盛り上がりを反映してか、大手企業からの
参加者もちらほら…
一つひとつのプレゼンテーションも面白かったですが、印象に
残ったのはETIC.の宮城代表の次の言葉です。
「歩きながら生態系をつくっていける人と、いつまで歩いても
何も作れず、一人で歩き続ける人がいます」
※メモをとらなかったので正確な引用ではありませんが…
さて、あなたは、どちらのタイプですか?
2010年3 月 6日 (土) 23:34 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
久々に面白い人と昼食を共にする機会がありました。
フライシュマン・ヒラード・ジャパンの田中慎一社長です。
http://www.fleishman.co.jp/about/about_msg.html
http://www.fleishman.co.jp/recruit/resource_fhj_roadto.html
異文化体験やコミュニケーションの考え方で、らっことも共通点が
あるだけに話も大いに盛り上がりました。
話の内容は“企業秘密”(笑)です。
帰りがけに、田中さんは「今日出たばかりの本ですが」と言って、
『破壊者の流儀: 不確かな社会を生き抜く“したたかさ”を学ぶ』と
いう本をくれました。
侘び数寄道の家元、山田長光氏との共著の本ですが、早速読んで
みたところ、面白い…実に面白い本で、コミュニケーションに携わる
人だけでなく、ビジネスパーソンにとって必読の本です。
この忙しい世の中、人から本をもらってもすぐには読まず、棚の上で
埃をかぶっているケースもよくあるのですが、らっこがこの本をすぐ
読む気になったのは、「今日出たばかり…」という田中さんの一言に
突き動かされたからでしょう。
ひと月ほど前から「会いましょう」という話は出ていたものの、敢えて
本の発売日に彼がランチアポをセットしてきたのも、相手に対する
インパクトを重視する田中さんの“流儀”を考えると、ひょっとしたら
彼なりの演出効果かもしれません。
思い過ごしかな~(笑)
2010年2 月10日 (水) 23:10 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
友人のアズビー・ブラウンが日本外国特派員協会(通称プレスクラブ)で
Book Breakをするというので、行ってきました。
※Book Breakというのは著者自身による新刊図書の
お披露目で、プレスクラブではランチョンスピーチに
次ぐ人気のイベントです。
ニューオリンズ生まれのアズビーは、イエール大学で建築学を学んだ後
日本の木造建築に惹かれて東大大学院に留学。現在は「未来デザイン
研究所」の所長を務めるかたわら、金沢工業大学で教鞭をとっている
なかなか面白い男で、これまでも日本建築や日本の住生活に関する
本を何冊も書いています。
今度の本は、『just enough』。彼自身の説明によると、このタイトルは
禅宗の「吾唯足知」(われ ただ たるを しる)という言葉からとった
とか… 竜安寺のつくばいに刻まれた文字としても有名ですね。
いかにsustainableだったかを、具体例を挙げながら描いている本です。
プレゼンというと、bullet pointsや矢印を使い、アニメーション効果を
つけたものがあまりに多すぎる現代…。
そうしたデジタルの世界に、あえてアナログの良さをもちこんだ
アズビーのプレゼンからは、普段われわれが忘れている人間に
とって大切な「なにか」がじわーっと伝わってきました。
2010年2 月 9日 (火) 01:21 | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)
認知科学の実験によると、私たちが生きる上で必要な情報の約80%は
目から入ってくるとか… ちなみに、それに続くのは聴覚、嗅覚、味覚、
触覚の順だそうです。
それほど重要な「視覚」ですが、これが実にいい加減なもので、人間の
目って、結構だまされやすいんですよね~
そんなことを考えていたら、金沢21世紀美術館の学芸員から「色や光を
駆使して人間の知覚の仕組みに問いかける作品で知られるエリアソンの
個展を今、やっていて、なかなか面白いですよ~」という話を聞いたので、
さっそく会社の仲間と見に行ってきました。
※オラファー・エリアソン(Olafur Eliasson)はデンマークを代表する現代美術家
開館5周年記念展だけあって、シリンダー状をした建物の大半の部屋が
エリアソンの新作インスタレーションで占められていたのには驚きました。
もっと驚いたのは、その作品です。ま、いろんな仕掛けがあるのですが、
部屋ごとに光、影、色、霧、風、波などの自然界に見られるさまざまな
要素を用いて、実に不思議な空間をつくり出しているのです。
たとえば、「Room for one colour(一色の部屋)」と題した部屋に入ると、
派手なマフラーや同僚のセーターの色まで全てがモノトーンに!
また、ガス状の気体が充満した別の部屋に足を踏み入れると、空間が
ブルーとピンクに仕切られていて、その境目を通過するたびにブルーの
世界になったり、ピンクの世界になったり
さらに、「Object defined by activity(動きが決める物のかたち)」という
部屋では、いくつもの噴水に超高速のストロボを照射しているため、
噴水ではなく、何十個もの水晶玉が空中に静止し、あたかも王冠の
ように浮かんでいるのです…
そんなわけで、とにかく理屈ぬきに楽しいのです。関心のある方は
動画をご覧下い。
http://www.kanazawa21.jp/exhibit/olafur/
それにしても、このデンマークのアーティスト、人間のパーセプションという
ものに対し、結構根本的な問いかけをしているのかもしれません。
とにかく、不思議が一杯詰まった玉手箱の中を覗いたような、眩暈を
覚えて、美術館をあとにしました。不思議なもので、そんな体験の後は
なぜか甘味処に足が向いてしまいます(笑)
金沢は和菓子も実に美味しいのです。
2010年1 月30日 (土) 19:35 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
行きつけの割烹のカウンター…
隣の席に外国人が一人、杯を傾けていて、その姿が結構サマに
なっています。
しばらくすると、彼は「どうぞ」ときれいな日本語で、珍しい芋焼酎を
すすめてくれました。
それをきっかけに話がはずんだのですが、ひょんなきっかけから
お互い若い頃に白隠禅師の書に衝撃を受けたことに話が及んだ
のです。彼は上野の博物館で、らっこは京都の骨董屋でこれに
遭遇… まだ、学生の頃です。
小ぶりの軸物なのに、そこに書かれた「南無阿弥陀仏」の文字が
とてつもなく迫力があり、その場に何時間も立ちすくんでしまった
記憶が急に蘇ってきたのです。
ま、そこから先は酒の勢いもあって、有名な公案「隻手声あり」や
阿倍仲麻呂がいかに素晴らしいか…などなど
しかも、ぜんぶ流暢な日本語で、ですよ。不思議ですね~
※ちなみに「隻手声あり」は「The clap of one hand」として
海外でも結構知られているそうです。
聞いてみると彼はオレゴン生まれのアメリカ人…
それから三日後、その彼からきれいな写真集が届きました。
添えられていたカードの「不思議なご縁ですね」というペン字も
なかなか達筆です。
名前はブルース・ベイリー…
なんと、日本ロレックスの代表取締役社長、でした。
出会いとはほんとうに面白いものです。
2010年1 月24日 (日) 02:22 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
昨夏、スイスのルツェルンで開かれた恒例の「ルツェルン音楽祭」…
その模様をテレビで観ていて、ルツェルン音楽祭管弦楽団の演奏に
珍しく聞き惚れてしまいました。なかでも圧巻は「最後の七つの歌」と
「交響曲 第4番ト長調」… いずれもマーラーの作品です。
http://www.nhk.or.jp/bsclassic/hvwth/
指揮はクラウディオ・アバド。
ウィーン国立歌劇場、ロンドン交響楽団の音楽監督を経て、90年には
カラヤンの跡を継いでベルリン・フィルの芸術監督に就任した名指揮者。
彼が若い頃はさほど気にも留めませんでしたが、当年76歳… 枯れる
ほどに豊かにほとばしる、その円熟ぶりは想像を絶していました。
いささかの誇張もなく、むしろ抑制の効いた彼の指揮は、音楽の魅力を
的確に聴衆に届けてくれるのです。で、なによりも驚いたのはアバドの
指先から目に見えないエネルギーがオーケストラの団員たちに向けて
放射されているではないですか!
普段は長めの指揮棒を持つアバドが、なぜか今回は指揮棒を持たず
手でのみ指揮をしているのです。たとえは稚拙かもしれませんが、紐を
一切使わずにたくさんの鵜を操る鵜匠のような、そんな感じです。
手で指揮をしているせいか、オーケストラとの一体感がさらに強まり、
彼の十本の指が紡ぎだす音楽は、とことん柔和で優しさにあふれて
います。会場にみなぎる不思議な愉悦感は、楽団員の笑顔からも
伝わってきます。一人ひとりがうれしそうに、そして実に生き生きと
演奏しているのです。
驚いたのはそれだけではありません。
メゾ・ソプラノのマグダレーナ・コジェナー が歌う「天上の喜び」を
挟んだ第4楽章が終わると、アバドは十本の指をスローモーションの
映像を見ているかのように、ゆっくりと、ゆっくりとたたみ、静かに胸に
置いたのです。あたかも感動・歓喜をひとつ残さず自らの胸にそっと
しまいこむ…。
拍手をする人は誰一人いません。その間、十秒近くあったでしょうか。
誰もが我を忘れて歓喜・感動に浸っているような満ち足りた静寂…
ようやく、それに続いて割れるような拍手、もちろんスタンディング・
オベーションです。
らっこにとっても、「指揮をする」ということの本質を垣間見たような
至福のひとときでした。音楽に限らず、こういう「指揮」をできたら
どんなにか素晴らしいことでしょう。
2010年1 月10日 (日) 02:13 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
「こいつは春から縁起がいいわえ~♪」
お正月そうそう、お嬢吉三の名台詞をつぶやきたくなるような、素敵なお年賀を
親友のH夫妻からいただきました。
京菓匠 鶴屋吉信さんの季節限定の銘菓…その名も「福ハ内」です。
枡の中にお多福豆をかたどったおおぶりの桃山が入っていて、見ているだけで
幸せになる…そんな和菓子です。
味ですか?それはもう「ほっこり」の一言に尽きます。
節分の豆まきまではまだ日がありますが、みなさんにとっても今年が良い年で
ありますように☆
あ、そうそう…せっかくなので我が家のお手製おせち料理もちょっとだけご披露
しておきましょう。
「我が家の」とは言っても、実は大半がH夫妻のおもたせですが…(笑)
左は数の子、黒豆、酢ごぼう、からすみ…etc.
ちなみに、からすみはフランス産のマグロのからすみです。
右は根菜たっぷりの筑前煮。。
写真には写ってませんが、お雑煮は、京都の丸餅入り白味噌椀でした。
* * * * *
2010年がほっこりした年でありますように☆
2010年1 月 2日 (土) 03:39 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
ビタウタス・ランズベルギス…
日本ではあまり知られていない名前かもしれないけど、
実はリトアニアの元国家元首…。そのランズベルギスさんが
昨年11月に東京都内でピアノ演奏会を開いたとか…
そんな記事が今朝の朝日新聞の「ひと」欄に載っていました。
今は欧州議会議員として活躍しているそうだけど、政治に身を
投じるまではピアニストだったのだから、ピアノがうまいのは
当然ですね~(笑)
ただ、この記事を読みながら、プロの音楽家並みの実力を
もつ政治家が海外…特にヨーロッパ…にいかに多いかをふと
思い出したわけです。
たしかドイツの元首相、ヘルムート・シュミットもそうでしたね。
また、ピアノではないけど、英国の元駐日大使、サー・ジョンは
バイオリンが得意で、「一緒に室内楽の合奏をしましょうよ」と、
らっこも以前、誘われたことが…
日本でも、らっこの友人でカントリーリスク専門のエコノミストなど
は、オーケストラのビオラ奏者をつとめるかたわら、アルゼンチン
タンゴのピアノを弾いたりもする。でも、彼のように左脳だけでなく
右脳もフルに使っている人って日本ではまだ少数派かな?
「左脳×右脳」…で思い出したのが、もう何年も前のことだけど、
アメリカ人弁護士からディナーに招かれたときのこと…。
ワインのボトルを3本ほど空け、ほろ酔い気分になった頃、
その弁護士が突如、「各自、好きな詩の朗読をしようよ」と
言い出したのです。聞くところによると、アメリカでは弁護士
たるもの詩の朗読(暗誦)ぐらい出来るのは当たり前で、
弁護士のホームパーティなどでは、デザートタイムに必ずと
いっていいほど、順番に一人ずつ立って朗読するのだとか。
ふ~ん。。
人間の幅というか奥行きというか…それは、左脳だけでなく、
こうやって右脳もフルに駆使して、楽しむ、そんな姿勢から
もたらされるのでしょうね。
ちなみにその晩、彼が朗々と読み上げた詩はキプリングの
“On the road to Mandalay”。
韻が音楽のようにとても美しい詩で、そのリフレインの快感は
10年以上経った今でも、耳を澄ませば鮮明に蘇ってきます。
By the old Moulmein Pagoda, lookin' eastward to the sea,
There's a Burma girl a-settin', and I know she thinks o' me;
For the wind is in the palm-trees, and the temple-bells they say:
"Come you back, you British soldier; come you back to Mandalay!"
Come you back to Mandalay,
Where the old Flotilla lay:
Can't you 'ear their paddles chunkin' from Rangoon to Mandalay?
On the road to Mandalay,
Where the flyin'-fishes play,
An' the dawn comes up like thunder outer China 'crost the Bay!
2009年12 月 8日 (火) 17:33 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
皆さん、ごぶさた☆ らっこのカムバックで~す♪
決してブログをさぼっていたわけじゃありませんよ(笑)
たんぼに囲まれ、遠くには富士山と筑波山と男体山が見えるお伽の国で
しばしバカンスを楽しんでいたのです。また今度、機会があればじっくり
書きますが、本当に夢のような「お伽の国」でした
なぜって、景色だけじゃなく、そこに住んでいる人たちが東京のような都会では
決して出会うことのないような素敵な人たちなのです。心の底から人に優しく、
思いやりのある…そう、エンジェルのような人たちなのです。
そんな夢のようなお伽の国でバカンスを過ごすことができ、らっこは本当に
幸せでした。
そんなお伽の国をあとにした12月1日…朝日までももが、らっこを送り出すかの
ように、ひときわ輝いていました。
2009年12 月 2日 (水) 04:44 | 個別ページ | コメント (6) | トラックバック (0)
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