仕事柄、言葉の意味やニュアンスについてたずねられる
ことがよくあります。
某大手エレクトロニクス企業での今日のミーティングでも
言葉に関して質問攻めにあいました。
そのなかでも、らっこの説明がウケ受けたのをひとつ
ご紹介しておきましょう。。
「Continuously と continually ってどう違うんですか?」
というのが質問だったんですが、これ、英語が母国語の人でも
的確に違いを説明できる人は少ない。。という超難問(笑)
ま、両方とも辞書的に言えば、「連続して」とか「続けて」という
日本語に訳されるケースが多いし、アメリカなんかでも同義語と
して“interchangeable”に使われているけど、実は、ビミョーに
違うんです。
同じ「連続」でも、厳密に言うと、前者は切れ目がまったくなく、
後者は切れ目があるのです。
でもこれってなかなか覚えられないですよね~
そこで、やや乱暴だけど、覚えやすいたとえ話をしてわけです。
「continuousは呼吸、continualはラジオ体操です」
だって、呼吸は1分たりとても途切れることはありませんが、
子供が夏休み中、1日も欠かさず続けてラジオ体操をしたと
しても、昼夜を分かたず体操をしてるわけじゃないですよね。
毎朝、ラジオ体操をしているのであって、翌朝のラジオ体操
までは当然ですが、切れ目があるわけです。
ま、これはあくまで違いを際立たせるためのたとえ話です。。
でもその夜のことです。「いや待てよ。。」と心配になりました。
呼吸にも、睡眠時無呼吸症候群(SAS)というのがあることを
思い出したからです。。(笑)
なので、ここは一つ、実際の用例で補足説明
しておきましょう。
ある国がしょっちゅう周囲の国から侵略されて
いると、それは“continual invasions”となります。
ところが、その結果、占領が10年も続くと、
“continuous occupation”となります。
お分かりですか?
さすがに、この場合は同義語としてinterchangeableというわけ
にはいきませんよね。
いやはや、たとえ話っていうのはむずかしいもんです(笑)
初めまつて。こないだからTOEICでも一度受けてみるべぇと思って英語の勉強しておったとですが、同じく、continuallyとcontinuouslyで、「えー;どうやって使いわけるんだこりゃ;」と思っておって、検索したらばこちら様がヒットしました。なるほど、そういう違いがあるのでつね、、、。ありがとうございます~~(-人-)。
えーと、llyとlyの違いは母音と子音ってことでいいんですかね、、、なんて新たな質問しちゃったり厚かましくてすみません(^^;)
投稿情報: こぢゃ | 2008年7 月 6日 (日) 05:15
分り易い説明、ありがとうございます。質問なのですが、例えば「6ヶ月間の労働」という場合、6ヶ月間はずっと働くけれど、休日もありますよね。この場合continuousを使っているのをよく見るのですが、ネイティブの感覚としては「決められた休み」があるという程度では、continuousの方がしっくりくるものでしょうか?それともcontinualを使った方がbetterでしょうか?宜しくお願いします。
投稿情報: junko M. | 2008年12 月16日 (火) 09:55
junkoさん
おたずねの点ですが、「6ヶ月間、ずっと働く」という場合は、work continuously for six monthsが一般的です。ただ、単純に「6ヶ月間の労働」(体言止め)でしたら、work for six monthとか、もっと簡単に言うと、six-month workとなります。
投稿情報: らっこ | 2008年12 月16日 (火) 12:42